hp Pavilion Desktop 590にm.2 SSDを増設する

パソコンのカスタマイズ

第9世代のインテル Core i5 CPU、8GBのメモリ、2TBのHDD、更にwifiとBluetoothまで搭載したhpのPavilion Desktop 590 p0100jpシリーズを5万円台前半で購入した。

このままでも、作業にはまったく問題ないスペックなのだが、今回、このPavilion Desktop 590にm.2 SSDを増設し、Windows10の起動ディスクとした。しかし簡単ではなかった。

まず、m.2 SSDを取り付けるための「ネジ」が無いのだ。

この記事では、hp Pavilion Desktop 590のマザーボードに、m.2 SSDを取り付けるまでの記録をまとめる。

hp Pavilion Desktop 590について

HP Pavilion Desktop 590という製品は、hp社製の個人向けデスクトップパソコンにおけるスタンダードモデルという位置付けにあって、一般的な事務仕事をこなすには十分な性能を持っている。

筆者は、もっぱらプログラム開発やドキュメンテーションのためにパソコンを利用しており、動画や画像編集のようなクリエイティブ系の作業は行わない。

また、パソコンでゲームをすることもない。

このような用途であれば、hp Pavilion Desktop 590のスペックは十分なものだ。

長年愛用してきたデスクトップパソコンが、いよいよ不調になってきたこともあり、パソコンを買い換えることになった。

恥ずかしながら、予算の関係もあって、機種選定の条件はとにかく安価なモデル。

さすがに、Core i3 CPUでは非力すぎるので、Core i5以上のCPUを搭載している機種を物色した。

CPUさえまあまあなら、あとは適宜カスタマイズしながらマシンパワーを増強すれば、長く使えるだろうという目論見で辿り着いたのが HP Pavilion Desktop 590 だ。

hp Pavilion Desktop 590にm.2 SSDは増設できるのか?

現在使用中のパソコンは、第2世代Core i7 CPUを搭載したパソコンだが、OS用ストレージはSSDに入れ替えている。

SSDの威力は絶大だ。一度SSDを経験してしまうと、HDDには戻れない。

SSDはそのくらい快適なスピードを提供してくれる。

今回買い換えるhp Pavilion Desktop 590は、残念なことにSSDを搭載したモデルはラインアップされていなかった。

ただ、カタログを調べると、m.2の拡張スロットが2つあり、そのうち1つは空きとなっている。

また、hpの提供する「アップグレードサービスガイド」にも、「ソリッドステートドライブ」の項にm.2 SSDを取り付ける手順が記されている。

これらの情報から、hp Pavilion Desktop 590にはm.2 SSDを後付け出来ると信じて購入した。

結果、hp Pavilion Desktop 590のマザーボードには、確かにm.2拡張スロットがあって、m.2 SSDの増設が出来た。

筆者が購入したm.2 SSDは、Agile Gear International(AGI)というメーカーのAGI512G16AI198というモデルだ。

おかげさまでデバイス間の相性問題もなく、無事に動作している。

しかし、m.2 SSDの取り付けには少し困った問題が発生した。hp Pavilion Desktop 590のm.2の拡張スロットには、SSDを固定するネジが添付されていないのだ。。。

m.2 SSDに取付用ネジは付属していない

マザーボードのm.2拡張スロットには、デバイス取り付け用のネジは付属していない。

もしかしたら、m.2 SSDの付属品として取付用のネジがついているかもしれないと期待したが、残念ながら筆者の購入したSSD(AGI512G16AI198)にネジは付属していなかった。

こうなると、m.2 SSDをマザーボードに取り付けるためのネジを自力で調達しなければならない。まずは、ネジのサイズを調べる。

m.2 SSD取付用ネジのサイズ

hp Pavilion Desktop 590のマザーボードにはm.2 SSDを取り付けるためのネジはついていなかった。

手元の道具箱から、適当なネジを見繕ってはめ込んでみるが、あいにく持ち合わせのネジはネジ径が合わないものばかりだ。

というか、m.2スロットにあるSSD取付用のネジは、さすがパソコンパーツだけあって「細い」。日曜大工用のネジとは、全くの別物だ。

このm.2 SSD用ネジのサイズを調べると、下記サイズのネジで取り付けられる。

m.2 SSD取付用ネジのサイズ

ネジ径
2mm
ネジ長さ
4mm
ネジ頭サイズ
5mm径

ネジ径とネジの長さは、ネジを選ぶ時の一般的な指標だが、ネジ頭のサイズにまで注意を払うことは少ないと思う。

このネジ頭サイズはとても重要。

小さすぎると、m.2 SSDの取り付け穴をすり抜けてしまい、用をなさない。

ネジを購入するときは、ネジ頭のサイズにも留意すること!

m.2 SSDの認識

BIOSメニューでデバイス構成を確認する

BIOSメニューでデバイス構成を確認する

hp Pavilion Desktop 590のマザーボードにm.2 SSDを取り付けた後、パソコンの電源を入れ、BIOS画面を開く。

BIOS画面は、電源投入直後に、キーボードのF10キーを連打すれば表示される。

BIOSメニューの【ストレージ】→【デバイス構成】メニューを確認すると、装着したm.2 SSDが表示される。

このBIOS画面に表示されれば、m.2 SSDはシステムに認識されているはずだ。

ここまでで、取り敢えずm.2をマザーボードに取り付けることは出来たことになる。

m.2 SSD取付用ネジの購入

m.2取付ネジ

m.2取付ネジ

m.2 SSDの取り付けネジは、一般的に使われるネジよりもかなり小さい。

ネジ径が2mmのネジは「M2」と表現する。

ちなみに、ネジ径3mmのネジは「M3」だ。

ネジを購入する際は、「M2」のネジを購入すること。

大きめのホームセンターになら置いてあると思われる。

ネジの長さやネジ頭のサイズが合わなければ、スペーサーやワッシャーを使って調整出来るかもしれないが、この辺は臨機応変に対応してほしい。

なるべく、ピッタリサイズのネジを購入するのが無難だろう。

m.2 SSD専用ネジも販売されている

amazonなどで調べれば、m.2 SSD専用ネジが販売されいている。

価格も安価なので、送料の負担が少なければ購入してもいいだろう。

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